みずほ銀行ニュースリリース

株式会社みずほ銀行の頭取である藤原弘治は、海外現地法人であるメキシコみずほ銀行がメキシコ外国貿易銀行行（Banco Nacional de Comercio Exterior,S.N.C.）と資金供与に関して業務協力覚書を締結したことを発表しました。資金については、みずほ銀行からのメキシコ・ペソ建ての資金供与となっています。

メキシコは中南米各国の中でも2番目に人口が多い国であり、製造業をはじめとする多くの企業が生産・輸出の拠点としています。現在、メキシコでは日系企業においても自動車メーカーをはじめ、各製造業の進出が盛んに行われており、1,000社以上の日系企業が現地にて活動を開始しています。

また、メキシコではエネルギーや資源、さらには交通インフラへの投資に注目が集まるなど、日系企業がより活躍できる可能性があるほか、今後さらにメキシコへと進出する日系企業が増えてくる可能性も考えられます。

そのような状況化でみずほ銀行は、2017年3月よりメキシコみずほ銀行の営業をスタートし、現地における日系企業が現地で活動する上で必要となるドルの調達（ドル建て）サービス、金融サービスの提供や新規進出のサポートなどに積極的に取り組んできました。

現地での営業開始に伴い、これまでのドル建てサービス以外にも、現地における日系企業への金融サービスの提供や新規進出のサポートなどに積極的に取り組むことができる体制が整うなどメキシコにおける営業力が強化されています。

今回業務協力を締結したメキシコ外国貿易銀行（Banco Nacional de Comercio Exterior,S.N.C.）は、1937年に設立された投融資業務を行う政府系の銀行で、メキシコの輸出入や投資促進を目的とした投融資業務を展開しています。

今回の業務協力では、メキシコみずほ銀行は現地通貨であるペソの調達体制がさらに強化され、より高いレベルでのペソ建ての融資や預金など幅広い金融サービスの提供が可能となり、日系企業はもちろん、メキシコ経済への貢献も期待されます。

更にメキシコでの活動範囲を広げているみずほ銀行では、メキシコで自動車産業が盛んなバビオ地区に新たな出張所を開くことが決定するなどメキシコでの営業をより本格的にしていくことが予想されます。その一環である今回の締結によってメキシコにおけるサポート体制が整うことで、今後新たな日系企業がメキシコにおける事業を拡大していくことが期待されます。

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