事業サポートプラン「無担保ローン」
アイフルでは通常のカードローンの他に、事業者向けの無担保ローンの提供も行っています。この事業者向けのローンは一般のカードローンとほとんど性能は変わりませんが、個人事業主や小規模企業の経営者が利用できるもので、契約するためには事業を行っていることを証明する必要があります。
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事業サポートプランにはメリットが3つあります。まずこのローン自体が総量規制の対象外のため、経費をたくさん計上して年収が低く見られてしまう人でも、まとまった金額での借り入れが可能な点です。;例えば年収が300万円の人は、通常のカードローンでは3分の1である100万円までしか借りることができません。しかし事業サポートプランでは事業の継続期間や収支を審査した結果、それ以上の借入をすることができる可能性があるのです。そしてまとまった金額での借り入れが可能になると、金利が引き下がる傾向にあります。事業をしている人は通常のカードローンよりも事業サポートプランを利用したほうが有利な条件で借りることができる可能性が高いでしょう。
また、事業性資金への利用が認められていますので、アイフルに対して払った利息を経費として計上することができます。正当な理由によって経費を多くすることができますので、税金対策や健康保険対策に利用することができるでしょう。メリットは、限度額が高くなりやすい、金利が下がりやすい、利息を経費として計上できることと覚えておきましょう。
しかし反対にデメリットとなるものもあります。まず契約するのに通常のカードローンのときの書類に加え、事業計画書や事業を証明できる書類の提出が必要になる点です。まとまった金額での契約になることも多いため、収入を証明できる書類も必要です。確定申告をしていないと証明できる書類が用意できないこともありますので、事業を始めたばかりの人や売り上げが低くて確定申告の必要がない人は利用できません。
収入証明書を提出して契約をすると、定期的にデータの更新が必要になります。毎年売り上げが伸びて成長している状態であれば問題がありませんが、売り上げがへこんでしまう年があると、限度額が下がってしまうこともあります。限度額ぎりぎりまで借りている状態で限度額が下がると、新しくなった限度額以下の残高になるまで、返済専用となってしまいます。借りるときの注意点としては、キャッシュフローをなるべくカードローンに頼らないようにしておくことが大切です。もし借りたいときに借りることができなくなってしまうと、最悪事業が失敗してしまう危険性もあります。また、個人事業主の中には空いている時間でアルバイトをしている人も少なくありません。
アルバイトをすること自体は収入アップになるので悪いことではありませんが、事業サポートプランのように事業向けのローンの場合はデメリットになります。なぜなら事業向けローンで審査されるのは「事業所得」であり、総所得ではないからです。アルバイトは給与所得になりますので、いくらアルバイトでたくさん稼いでいたとしても、その分は所得として認められず、限度額アップにはつながらないのです。複数の仕事をこなしている人ほど注意が必要でしょう。
アイフルの事業サポートプランは総量規制の「例外」であり、対象外というわけではありません。そのため他社が信用情報を確認した場合、アイフルにまとまった金額での借り入れがあるという判断をされ、他社にとっては総量規制の対象となる金額として判断されます。もしまとまった金額での融資を受けるのであれば、他のノンバンクからの借り入れは難しくなるということを覚えておきましょう。
アイフルは日本にある消費者金融の中でもトップクラスの規模を誇る会社です。コールセンターの質の評判も非常によく、会社としての信頼は高いでしょう。口コミを参考にして契約先を選ぶのも悪くはありませんが、契約条件は人によって異なりますし、助けてもらったと感じている人ほど、会社の印象は良くなります。また、長い付き合いをするほど借り入れ条件は良くなります。特に複数の借入をしている人はその中から長く付き合いたい会社を選び、最終的には借り入れを1本化していくようにするとよいでしょう。
事業サポートプランでは他社の借入をまとめる目的でも利用することができ、対応するだけのスペックのある商品です。契約内容は信頼ができてくると半年に1回程度更新することができますが、それでもやはり年収が大きなハードルとなることがあります。総量規制対象以上の金額を融資してもらった場合でも、条件緩和にはやはり年収アップが欠かせません。これから事業が大きくなっていくことが予測される人にとっては、このような事業者向けローンは魅力的です。信頼を築くためには長い間継続して事業を続けられているかどうかが重要ですので、持続可能な経営を目指すようにしましょう。