千葉市稲毛区の銀行・ATM「東京スター銀行ATMコーナーマミーマート稲毛長沼店」

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東京スター銀行は、第二地方銀行であり、本店は東京都港区赤坂にあります。もともとは旧第二地方銀行であった東京相和銀行の経営破綻後の営業を譲り受けた銀行であり、2001年より東京相和銀行に代わり、営業を開始しています。

なお、第二地方銀行協会には加盟資格とうものがあり、その一項として「会員から営業を譲り受ける目的で新たに免許を受けた銀行」という項があります。そして、全国でもこれに当てはまるのはこの東京スター銀行のみとなっています。

前述したように、比較的歴史の浅い銀行であり、様々なファンドの買収戦略によって不安定になっていた時期もあります。もともとはアメリカのファンド企業であるローンスターが間接的に筆頭株主となっていましたが、西友の経営不振やセゾングループの解体、りそなショックといった経済動乱に巻き込まれ、2007年にはアドバンテッジパートナーズにより買収され、2008年には完全子会社化、東証を上場廃止となっています。

しかし、同年のリーマンショックを契機とする世界金融危機の影響によってアドバンテッジパートナーズは、こうした買収資金の債務不履行を宣言、2011年にはローンスター・新生銀行が中心となり、最終的にはローンスターが筆頭株主へ戻るということがありました。

そうした推移をしてきた東京スター銀行ですが、現在は特色あるサービスで全国的に支持されている銀行でもあります。「Financial Freedom～お客さまをお金の心配から解放する～」という企業理念を掲げる東京スター銀行ですが、これを達成するために「ＥＳＰ」という3原則を提示しています。

「Ｅ」とは「Education」の意味で、顧客に対する適切な情報提供を指します。「S」は「Solution」の意で、顧客に対する解決策の提示を表しています。「P」は「Partnership」であり、顧客との信頼関係の構築を指します。こうした理念のもとに活動をする東京スター銀行のサービスでも、最も特徴的であると言えるのはＡＴＭの運用方法です。

東京スター銀行のＡＴＭは、かつて日本初の24時間営業のＡＴＭを導入したことで日本中から注目を集めた東京相和銀行の影響を受けているためか、他行とは違う独特のシステムを導入しています。通常、銀行ＡＴＭでは、自行のＡＴＭの場合は手数料無料の場合が多くなっています。

そして、他行のカードや他企業のサービスに利用する場合は、提携企業側から半分、利用客から半分と折半するのが現在でも基本の形式になっています。東京スター銀行のＡＴＭは提携先からのみ手数料を徴収する形をとることによって、顧客からの手数料は完全に無料化しているという特徴があります。

これは、裏側で富士通の力があって成り立っているものであり、ＡＴＭ機器業界でも力を持つ、富士通フロンテックを中心にＡＴＭ管理の全工程を富士通側に委託することによって運営コストを低減、利用客からの手数料を徴収せずとも運用していけるというものです。

しかし、これに関連して問題も起こっており、この方式の中で銀行間手数料の中で三菱東京ＵＦＪ銀行の払う手数料が他行と比較して不均衡であったことや、三菱東京ＵＦＪ銀行側が東京スター銀行の方針に不満を持っていたことなどから、三菱東京ＵＦＪ銀行は、2008年11月に、東京スター銀行側にＡＴＭ提携契約の解約を申し出ました。

この件に関して両行の間で裁判となっており、最終的には和解しました。これによって東京スター側も一時、運用の見直しなどに迫られた時期もありました。東京スター銀行のサービスの特色は他にもあり、東京スター銀行が提供するサービスは「スターワン」といった名称がついているものが多いですが、それ以外にもユニークな商品が多数あります。

例えば「充実人生」という商品は新型リバースモーゲージという仕組みを導入した住宅ローン商品で、購入した不動産を担保に融資を受け、借主死亡時にはその不動産を持って融資残高を返済するというものになります。融資を受け、担保にしている不動産に住み続けられるという商品のため一定の需要のある商品です。

そのほかにも外貨建て預金の「王様金利外貨定期預金」、円建ての預金ですが、預金期間中に2回金利が上がる「右肩上がり円定期」、1週間だけ預けることのできる「スターワン1週間円預金」、6ヶ月の短期預金であり、なおかつ好金利がとれる可能性のある仕組み預金「円活」など、他社ではあまり見られないような商品を用意しています。また、種類だけではなく、そのユニークな命名も顧客からの支持を受ける一つの要因となっているようです。

このように、他行にはない独自性で注目を集める東京スター銀行ですが、現在では2014年に株主となった中国信託商業銀行とのクロスボーダー案件として、国内企業の海外進出や海外企業の国内での活動支援など幅広い営業基盤を持ちます。第二地方銀行でありながら、知名度、サービスの種類、ともに高い顧客支持を得る東京スター銀行は地方系銀行部門大賞の、日本投資サービス顧客満足度調査においても2015年度までは2年連続で1位、2015年度は4位という成績を収めています。ユニークなサービスで顧客のニーズを満たしていく独自路線の地方銀行、東京スター銀行のご紹介でした。

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