旭川市の銀行・ATM「北洋銀行北海道教育大学旭川校」

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北洋銀行は、北海道の札幌市内に本拠地を構える北海道の第二地方銀行になります。1917年創業の北洋銀行は、北海道拓殖銀行からの事業譲受や札幌銀行の吸収合併を経てその規模を拡大し、今や北海道内第一地銀である北海道銀行を上回るほどの規模を有する国内第6位の地方銀行となり、現在は東証1部に上場している大企業です。

40年ほど前より日銀OBが頭取として就任し、時には日銀との繋がりによって危機を脱して大きく成長してきましたが、2012年からは旧北海道拓殖銀行出身の頭取が就任したことでその体制には終止符が打たれました。

そんな北洋銀行ですが、現在も特色ある地方銀行として北海道内では利用者から多大な支持を得ています。まず、特筆すべきはその店舗数です。第一地銀の北海道銀行の店舗数は141店舗で、全国20位前後の順位となります。

北海道銀行に対して、北洋銀行は道内に171店舗を持ち、全国でも第7位の店舗数を誇っています。地域密着で活動する地方銀行として、店舗数の多さはステータスの1つでもあります。利用者の生活により密接に寄り添うためには利便性の高さが求められるからです。

その点、店舗の多い北洋銀行はより多くの利用機会を北海道の人々に提供していると言えるでしょう。また、それだけの規模や安定した経営基盤があるからこその特徴もあります。県・市などは金融取引において、「指定金融機関」というものを定めています。

「指定金融機関」に指定された銀行は、預金や送金を初めとした様々な取引において主として利用される立場となります。本来、他県であれば第一地銀や信用金庫、メガバンクなどがこれに指定されるのが常ですが、北洋銀行は北海道、そして札幌市において、北海道銀行を初めとして、メガバンクなども抑えて「指定金融機関」に選ばれています。

また、函館市なども含め２４の自治体からも指定銀行に選ばれており、道内でもいかに支持されているかが分かります。銀行のステータスを表す言葉として耳にしたこともあると思いますが「メインバンク」という用語があります。さきほどの「指定金融機関」は地方公共団体や自治体における主要取引銀行を意味するものでしたが、メインバンクは企業における主力取引銀行を表すものです。

全国でメインバンクに指定されている企業数のランキングが出ていますが、北洋銀行は2位の千葉銀行の20,915社を圧倒的に上回る24,951社で全国第一位となっています。メガバンクなど都市銀行を含めても全国5位となっており、これだけでもその経営基盤の強さが伺えます。

また、こうした数字からも見て取れるように、対企業に対する営業力の強さ、そして顧客基盤の厚さが現在の北洋銀行のブランド力に繋がっていると言えます。

ここまでは北洋銀行の「法人ビジネス」についての説明がメインとなりましたが、当然個人向けにも様々なビジネスを展開しています。

例えば、北洋銀行は他の銀行に劣らない個人用の各種ローンが用意されています。口座をお持ちでない方やパートやアルバイトの主婦・学生の方でも簡単に申込みができるカードローン「SUPER arca」は変動金利で1.95％～14.7％という金利で申込みができるサービスとなります。

その他にも、「北洋フリー＆おまとめローン」、「マイカーローン」などメガバンクにも劣らないだけのサービスが用意されています。預金についても結婚・子育て資金贈与用の預金で、国の贈与税非課税制度に対応した「ハッピーエール」、教育資金贈与専用預金の「エール」など、北洋銀行に口座を持っていればどのような利用場面であっても対応できるようなサービスの品ぞろえがあります。

現在金融業界では「フィンテック」という言葉が頻繁に使われるようになり、IT技術を活用して金融をより使いやすくしていこうという動きもあります。こうした動きから、銀行各社が意欲的に取り組んでいるものとして「インターネットバンキング」や「スマートフォンアプリの利用」があります。

インターネットバンキングは各々の銀行でもいち早く導入されており、北洋銀行でも早い段階から導入されています。そしてその後、スマートフォンの普及に伴って、メガバンクを中心にスマートフォンアプリからインターネットバンキングを利用することによって、インターネット取引の利便性が大きく高まりました。

地方銀行ではアプリの導入までは進んでいない銀行も多いのですが、北洋銀行ではいち早くその動きに対応して、平成28年7月5日よりAndroid版、そして平成28年7月21日よりiOSにおいても専用アプリが使えるようになりました。

「ほっくーNAVI」と題された北洋銀行のアプリは、北洋銀行内の主要サービスを始めとし、地元の情報などの生活密着型のコンテンツも提供するようなものとなっています。北海道の第二地方銀行でありながら、第一地銀の北海道銀行を上回る規模を持ち、各メガバンクにも劣らぬサービスを展開することで道内からの高い支持と、強いブランド力を持つ北洋銀行ですが、平成28年度は中期経営計画の最終年度となっています。

平成29年8月に100週年を迎える北洋銀行にとっては勝負の年ともいえる100周年の年を前に、より一層力を入れて企業活動に取り組んでいることは各種指標にも表れています。

そして今後は北海道という地域の可能性、食品産業やシルバービジネスの展開に注力していくということなので、100周年の節目以降どのように変わっていくのか、その変化には業界からも注目が集まっていると考えられます。厚い顧客基盤と高いブランド力で北海道の支えるリーディングバンク「北洋銀行」の今後が楽しみです。

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