幸手市の銀行・ATM「栃木銀行ATMコーナー幸手市役所（幸手支店）」

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栃木銀行は　昭和17年（1942年）に創立された栃木県の第二地方銀行であり、創立から約70年を経て、名実ともに県内の地銀として、確固たる足場を持っている銀行です。

　銀行の性格としては、手堅いと言われている分、新しいサービスなどの導入には後手に回りがちな部分も見られ、一般的な銀行が保有する金融商品やポイントサービスなどの導入はしているものの、突出した特典や利率のものはほとんどないと言っても過言ではありません。

よくいえば無難、悪くいえば、時代遅れとも取れてしまう印象を受けますが、実際は平成27年3月末の時点で預金残高が25,303億円と、県内の銀行・信金で2番目の預金残高額を所有しており、業務純益でも順調にここ数年、毎年純利益を増加させています。

　条件はいいけれど、適応条件や利用方法が難解なサービスというものをそぎ落とし、逆説的に安易に時代に流されない、だれでもわかりやすく、使いやすい内容やサービスをずっと貫き通すことで、長い信頼と安定感を持ち、堅実に歩む営業方針は着実に栃木という街に根付きました。

　栃木銀行では企業の社会的責任（CSR）として、長期にわたって地域密着型金融を掲げており、特に地域の事業者や中小企業者に対して積極的に資金の供給を行うとしています。　栃木県は首都圏にも近く、交通の便も良いため、農業だけでなく、首都圏向けの製品工場や加工工場なども多く見られます。

　そのため、法人ローンも、土地柄を反映し、経営者、事業主といったビジネスマンに特化した「とちぎんビジネスマックス」と、農業従事者向けの「とちぎん農業従事者支援ローン」の2種類に大別されています。　また、医院開業に的を絞った医院開業相談受け付けサービスがあり、専任の担当者が無料でアドバイスをしてくれる、非常に珍しいサービス窓口を常設しています。

　さらに、栃木で起業をしたり、新たな経営を目指す方向けの育成プランにも大きく関わっています。　ビジネスプラン（アイデア）を持つ創業予定者や創業間もない事業者、または新事業進出を検討している事業者などを対象にした教育プログラム「とちぎんStartup Dojo」の参加者を募集しています。

　内容としては、既存企業とベンチャー企業それぞれが各々の得意領域で能力を発揮し、不足する経営資源や情報を補完し合うパートナーとなることによって、新しいアイデアから新機軸の、意義ある価値を創出し事業開発を行うプログラムとなっており、参加者が企業とコラボレートして、企業の持つノウハウやネットワークを活用することによって、新たな事業創造を支援することが目標で、詳細が平成28年10月に発表となっています。

　また、個人向けの金融商品としては、やはり河川や山林が多く、近年竜巻や水害なども起こっている土地柄に対応して、住宅ローンを利用する顧客が、火災・風水害などの自然災害や、水ぬれ・破損などの住宅に関する様々な損害を 、住宅ローンの返済期間中の長期にわたって保証する住宅ローン長期火災保険や、住宅ローン返済中の事故や入院に対して、保険金や返済をサポートする債務返済支援保険といった、二次的なサポート力の強いローンとメインとしています。

　また、経営の手堅さは、顧客サービスにも向けられており、インターネットバンキング利用時に不正なページへジャンプさせてＩＤやパスワードを抜き取って、不正送金などに悪用することを目的としたウイルス攻撃ＭＩＴＢ（マン・イン・ザ・ブラウザ）やトロイの木馬、キーロガーへの対策として、セキュアブレイン社のPhishWallやネットブーム社のSaAT Netizenといったセキュリティソフトを、利用者に無償で配布しています。PhishWallは日本国内でも160以上の銀行や信金に導入されている実績のあるセキュリティソフトです。

　このように、確実に地域の意見を反映する銀行の性格から、他の銀行には無い地域への貢献として、地元地域への融資以外の方法での参画も行っています。栃木県には、世界遺産に指定された東照宮を含む日光の社寺があり、そこへ参内するための街道にある、世界最長としてギネスブックにも認定された有名な杉並木があります。

しかし、植樹から380年を経て台風などの自然災害や車両から出る排ガスなどで並木の杉が減少傾向 にあります。そこで栃木銀行は県が実施している1本1千万円の「日光杉並木オーナー制度」に48本（4億8000万円）分ものオーナー登録をしたり、日光杉並木街道保護基金に対する寄附金の受付を行うなどして杉並木の保護事業に積極的に貢献しています。

他にも、県や県内の各市町村と包括連携協定や産業・県境進行等の連携協定を締結し、特産品の振興や販売拡大情報の発信などを行ったりするだけでなく、県内のプロバスケットボールチームやサッカーチームのオフィシャルスポンサーとして、積極的に地域活動を押し上げ、活性化させる活動を行っています。

全てのサービスに対して、地元の支援、発展を支える土台となる、地味で堅実な栃木銀行の方針が見えてきます。

　栃木銀行は例え派手なサービスがなくとも、着実に経営を行う、ビジネスモデルのような銀行であると言えるのではないでしょうか。

栃木銀行のサービス内容

埼玉エリアの栃木銀行店舗一覧

埼玉の幸手市を中心に周辺の店舗をまとめています。