ゆうちょ銀行ニュースリリース

株式会社ゆうちょ銀行が平成29年(2017年)3月期決算資料を公開しました。公開した資料は「決算短信」と「決算説明資料」となります。

決算内容としては、2016年度の業務粗利益は、前年と比べて418億円減少しており、1兆4,102億円にとどまりました。減少した要因としては、資金利益で国際利息の減少による減少が前年度比で1,375億円で、役務取引等利益でも前年度比で45億円減少で合わせて1,420億円の減少となっていますが、その他業務利益では外国為替売買損益が前年度比で1,002億円の増加となっていることから全体で418億円の減少となりました。

経費については、日本郵便株式会社の銀行代理業務等に係る委託手数料、日本郵便株式会社への交付金、預金保険料などの物件費が108億円減少しており、このことから経常利益では前年度比8.2%減少で4,420億円、最終の当期純利益は前年度比3.9%減少で3,122億円となっています。

財政状態については、「期末純資産の部合計」を「期末資産の部合計」で除して算出される自己資本比率が前年度が5.5%だったものが今年度は5.6%と0.1%増加しており、1株当たりの純資産は3,142円05銭となります。

2017年度の業績予想は、経常利益4,900億円、当期純利益3,500億円を見込んでおり、投資信託の販売拡大や決算ビジネスの拡充を図ることで手数料ビジネスの強化に向けて取り組んでいく予定とのことです。

更に、満期を迎える定期貯金の増加が予想される中で、顧客基盤の確保に向けてのサービスの向上や利用促進を推し進めるとともに地域金融機関とも連携をとり、地域活性化ファンドへの参加なども行っていく予定とのことです。

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