帯広市の銀行・ATM「北海道銀行ATMコーナー帯広空港」

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１９５１年、終戦後の北海道における経済復興や中小企業向けの資金提供、人口の急増などに伴う資金需要に応えるため設立された北海道銀行は、現在、北洋銀行に次ぐ北海道第２位の地方銀行として、北海道の産業や地方経済活性化に大きな役割を担っています。

１９６４年の東京オリンピック開催や１９７０年の大阪万博開催などによる日本全体の特需や、高度経済成長期の石炭産業の好景気に支えられ、１９７０年代には、預金・貸付残高で地方銀行の上位１０行に入るまでに規模を拡大させました。

１９８１年４月に、北海道内の中小企業の技術力強化による経営基盤強化と、中小企業の経営者と従業員の資質向上を図ることによって、北海道の産業振興、経済発展と繁栄に寄与することを目的として、北海道銀行中小企業人材育成基金を設立しました。

１９９１年、北海道における芸術文化の振興と豊かで潤いのある道民生活の実現に寄与することを目的に、道銀文化財団を設立しました。北海道を拠点に活動する芸術家を対象に、優れた芸術創作活動を支援するために、道銀芸術文化奨励賞を贈呈し、奨励金を授与しています。また、道銀ライラックコンサートの運営や美術展などの鑑賞会の開催、創作活動発表のためのギャラリーの貸出しなど、様々な活動を行っています。

名実共に北海道第２位の銀行としての地盤を固めていった北海道銀行ですが、石炭産業に代わる産業育成の遅れや、石炭産業の衰退とともに、公共事業に依存する北海道経済が不安定になる一方で、１９８０年代後半のバブル期の不動産融資ラッシュに乗じた融資競争も加速し、過剰な融資が目立つようになります。

１９９７年、バブル期の乱脈融資による不良債権が急増していた都市銀行の北海道拓殖銀行との合併話が持ち上がりましたが、北海道銀行自体も不良債権を抱えていた上、北海道第３位（当時）の北洋銀行との競合で経営が苦しく、不良債権の処理や経営合理化に対する考え方の相違、長年のライバル同士であった感情論などが原因で、北海道拓殖銀行との合併話は破談となった結果、北海道拓殖銀行は経営破綻し、北洋銀行に営業譲渡され、北洋銀行が北海道トップの銀行になりました。

１９９９年３月期には、自己資本比率が３％台にまで落ち込みましたが、近年では自己資本比率１０％以上を維持しています。

２００２年５月からの北陸銀行との業務提携を経て、２００４年９月１日、北陸銀行を子会社に持つ株式会社ほくぎんフィナンシャルグループと経営統合して、株式会社ほくほくフィナンシャルグループが発足しました。北海道銀行と北陸銀行の経営統合は、業務提携により良好な関係になった北海道銀行と北陸銀行がその関係をさらに発展させ、経営基盤を強化し、北海道内における金融サービスの提供をより充実させ、一層効率的な業務運営を実施するとともに、北海道経済に対する貢献が一層高まることを目的としています。

２０１２年１０月に、北海道内の企業が抱える経営課題の解決、北海道の強みを活かした各種戦略の立案や事業化プロジェクト企画などの支援、北海道経済の発展に寄与する情報生産機能を担うことを目的とした、株式会社道銀地域総合研究所を設立し、北海道内の企業が抱える経営上の問題や課題の解決をサポートしています。

青森銀行、みちのく銀行、秋田銀行、岩手銀行、荘内銀行、東邦銀行、北陸銀行、横浜銀行の地方銀行８行とＡＴＭ共同利用提携を締結していて、平日昼間は手数料が無料で地方銀行８行のＡＴＭを利用することができます。

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