JPBANKカードETCサービス
金融機関のゆうちょ銀行では、「クレジットカード」「電子マネー搭載キャッシュカード」「デビットカード」「mijica(ミヂカ)」の4つのカードを提供しています。こちらでは、JPBANKカードETCサービスの説明をします。
ゴールデンウィークにシルバーウィーク。そして、毎月最終金曜日に実施されるプレミアムフライデー。旅行やレジャーの需要喚起を目的に、連続した休暇が取りやすい制度が環境が整備されています。長期の休暇を利用して、観光地に足を運ぶ人も増えているのではないでしょうか。とはいえ、スケジュールや予算の問題で海外旅行には手が出せない人も多いはず。また、小さなお子さんや高齢のご両親など家族旅行を考える際には飛行機や新幹線といった交通機関を利用した旅行にはストレスを感じる場合も。
高速道路を利用して近隣の観光地に出かければ、海外旅行ほどの予算がなくても楽しめますし、休暇すべてを旅行に費やした結果、休暇明けは疲労で仕事にならない…といったこともなくなります。また、車移動であれば、移動中に小さな子供が騒いでも周囲に気を遣う必要はありませんし、長距離の歩行が難しい高齢の方も一緒に旅行をすることができますね。最近では、高速道路のサービスエリアの設備も充実し、遊園地やドッグランなどを併設するところも。移動時間中に、休憩を兼ねて観光ができるのは嬉しいものです。
ところで、高速道路を利用する際、通行料金をどのように支払っていますか?現金で支払っているという方は、ETC(自動料金支払いシステム)を利用して料金を支払っている方に比べて損をしている場合があるというのをご存知でしょうか。
高速道路にはETC割引という制度があります。例えば、通行車両の少ない深夜から早朝の時間帯には全国の高速道路で全車種を対象に通行料金が30%割引になるサービスがあります。また、地方部では観光地への誘客が期待できる休日などに、普通車、軽自動車、二輪車に限定して通行料金が30%割り引かれます。これは、ETCで支払った方のみに適用される割引ですから、現金で支払っているだけで損をしているのです。ETCの普及に伴い、インターチェンジでもETC専用の出入り口が増加しています。ETCを利用すれば、現金をやりとりする時間が必要ないため、現金用窓口に比べて待ち時間が短いにも特徴です。
時間的にも金銭的にも「得」ができるETCですが、利用にはETCカードの申し込みが必要です。ETCカードを持っていれば、レンタカーでもETCを利用できますので、1枚は持っていたいものです。ただ、どのようにして申し込めばいいか分からない人も多いのではないでしょうか。 そんな方にお勧めなのが、ゆうちょ銀行のクレジットカード「JP BANK カード」と一緒に申し込みができる「JP BANK カード ETC」です。
クレジットカードの申し込み時にETCカードも作成できるサービスは各種クレジットカードで実施されていますが、「JP BANK カード ETC」の特徴は不正使用時の「会員保証制度」です。ETCカードを紛失したり、盗難したりして、他人に不正に使用された場合、紛失や盗難を届け出た日の60日前から、損害額を補償してもらうことができます。日常的に運転をしない人は、ETCカードの盗難や紛失にしばらく気がつかないこともありますから、届け出た日から60日前までさかのぼって補償を受けられるのは安心ですね。ただ、ETCカードを車載器に入れたままにしていたり、車内に放置していたりして盗難被害にあった場合などは、補償の対象にならない場合があります。面倒でも車から離れる際には、ETCを車載器から抜いて、財布などで保管するよう心がけましょう。
また、ETCマイレージサービスに登録をすると全国の高速道路や一般有料道路で通勤時間帯である平日の朝夕に利用料金が割引になったり、ETC利用額に応じてポイントが貯まる仕組みもあります。貯まったポイントは通行料金として還元されるので、ETCカードの申し込みと合わせて登録することをお勧めします。ETCカードをクレジットカードと一緒に申し込むメリットのひとつが、通行料金の支払い額に応じてクレジットカードのポイントも貯められる点ではないでしょうか。ETCカードは高速道路の出口で自動的に通行料金を計算し、後日、料金を支払う仕組みです。この支払い方法をクレジットカードにすることで、支払い口座から自動的にETCを利用した通行料金が引き落とされます。
JP BANKカードではETCカードでの高速道路通行料金を含む利用額1000円につき、1ポイントが付与されます。貯まったポイントは獲得月から2年間有効で、ポイント数に応じてギフトカードや「かんぽの宿」の宿泊券、カタログギフトなどに交換することができます。また、提携している全日空(ANA)のマイレージや、au、楽天Edy、T-POINT、dPOINT、PiTaPa、ビックカメラ、楽天、かんぽの宿メンバーズカードのポイントにも変換できるのです。
ANAのマイレージは特典航空券を購入できますし、上記の各種ポイントで新たな買い物やサービスの利用をすることができます。ETCマイレージサービスに登録することで、利用額に応じてポイントが貯まる一方、ETCでの通行料金をJPBANKカードで支払うことで、さらにポイントが貯まるのは一石二鳥。そもそも、ETCを利用することで通行料金が割り引かれる場合があることや渋滞が回避できることを考えると、一石三鳥にも一石四鳥にもなりますね。
また、JPBANKカードには、複数の種類のクレジットカードがあり、利用者のニーズに合わせてカードを選ぶことができるのも嬉しいポイントです。まずはオーソドックスな「JPBANKカード」は、初年度の年会費が無料で利用することができます。クレジットカードはほしいけど、年会費の支払いが負担という方には嬉しいサービスですね。2年度目以降は1350円の年会費がかかりますが、公共料金の支払いをクレジットカードにしたり、ゆうちょ銀行の口座を給与の支払いや年金の自動預け入れ口座に指定するだけで、2年度目以降の年会費も無料になります。
また、年間に30万円以上を利用することで、翌年度の年会費を無料にすることもできます。旅行では、ホテルや食事、お土産の購入などまとまった出費がありますね。この機会にETCを含めた旅行代金をJPBANKカードで支払ってみるのもいいかもしれません。多額の現金を持ち歩く不安もなく、旅行の思い出と同時にポイントを獲得することができますよ。
また、1万800円の年会費が必要になりますが、最大5000万円の補償が受けられる旅行保険や、クレジットカードで購入した商品の盗難や破損時に最大300万円までの補償が受けられる「お買い物安心保険」などが利用できる「JPBANKカードゴールド」もあります。JPBANKカードゴールドも年間の利用額に応じて、年会費が割り引かれるサービスもあります。通常の利用額に応じて貯まるポイントもJPBANKカードが1000円につき1ポイントなのに対して、ゴールドカードは2倍のポイントが付与されます。他にも海外で日本語堪能なスタッフが常駐するサービスデスクが利用できる、国内の空港でラウンジが利用できるといったメリットもありますので、1万800円の年会費は決して安くはないのではないでしょうか。
このほか、30歳未満の方を対象に初年度の年会費が無料になる「JPBANKVISAカード Alente」もあります。このカードは高校生を除く18歳以上が対象になります。18歳は運転免許を取得できる歳でもありますので、高校卒業後のドライバーデビューに合わせて「JPBANKVISAカード Alente」と「JPBANKカードETC」を同時に申し込んでみてはいかがでしょう。さて、ここまで「JPBANKカードETC」のメリットをご紹介してきました。最後に、申し込み時の注意点をお伝えしたいと思います。
まず、ETCカードのみの申し込みはできません。必ずクレジットカードと一緒に申し込む必要がありますので、ご希望のクレジットカードを選んだうえで申し込むようにしてください。そのため、ETCカードの情報は同時に申し込んだJPBANKカードと同じになると考えていただいて問題はありません。ETCカードで支払うことのできる通行料金は、同時に申し込んだJPBNKカードの利用枠内ですし、ETCカードの有効期限は、同時に申し込んだJPBANKカードと同じで、同時に申し込んだJPBANKカードを解約した場合は、ETCカードも解約されるということです。ただし、ETCカードとJPBANKカードは同時に申し込んでも、別々に送付されますので、どちらか一方のみが届いた場合でも心配することはありません。
ETCカードは同時に申し込むクレジットカードの本カード1枚につき、1枚のみ発行されます。家族で複数台の車を使い分けていて複数枚のETCカードを希望する場合は、それぞれにJPBANKカードに申し込む必要がありますので、ご注意ください。そして、ETCカードの利用には専用の車載器が必要です。レンタカーなどは標準装備されていますが、ご自宅の車に車載器がない場合はETCカードの申し込みに合わせて車載器を搭載するようにしてください。
また、JPBANKカードの申し込み時にも注意点があるので、ご紹介します。まず、ゆうちょ銀行に通常貯金の口座を持っていない方です。JPBANKカードの申し込みには、ゆうちょ銀行の口座開設手続きが必要です。通常貯金の口座を持っている場合でも、通帳に記載されている「住所・氏名・お届け印」がクレジットカードの申込書に記入する内容と異なる場合は、「住所・氏名・お届け印」の変更手続きが必要です。また、ゆうちょ銀行の通常貯金の口座を持っている方でキャッシュカードを持っていないうえに、キャッシュカード機能なしのクレジットカードを申し込む場合には、キャッシュサービスの利用申し込み手続きが必要です。
そして、一番注意が必要なのが、すでにJPBANKのクレジットカードをお持ちの方です。「JPBANKカード ETC」への申し込み前に、現在持っているカードの廃止手続きが必要です。しかし、廃止の手続き完了には2週間程度の時間がかかるため、高速道路を利用してお出かけを考えている場合には、旅行に間に合うよう早めに手続きをすることをお勧めします。いかがだったでしょうか。今度の休日には、時間もお金も節約できる「JPBANKカードETC」をじょうずに活用して、ドライブ旅行に出かけてみませんか。旅先では、ETCを使って節約したお金でちょっと贅沢を楽しむことができるかもしれませんよ。
金融機関名 | ゆうちょ銀行 |
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本店所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー |
電話番号 | |
金融機関コード・銀行コード | 9900 |
支店コード(取扱店番号) | 010160 |
ホームページ | http://www.jp-bank.japanpost.jp/ |
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