ゆうちょ銀行のゆうちょPay-easy(ペイジー)サービス

公共料金や携帯電話の利用料金、インターネット通販で買った商品の代金、自動車税などの納税。現在はコンビニエンスストアの窓口でも支払いができるものも増え、利便性は格段に向上しました。しかし、仕事や家事が忙しく、支払いを忘れて期限を迎えてしまったということありませんか。外出先であれば、近くのコンビニに駆け込むこともできますが、夜中やレジャーに出かけている時に払い忘れに気がついて、慌てたことのある人もいるのではないでしょうか。また、日中の金融機関窓口やコンビニのレジは混雑していて並びたくないという人も少なくないのでは。そんな方にお勧めなのが、「ゆうちょPay-easy（ペイジー）サービス」です。

ペイジーとは日本マルチペイメントネットワーク推進協議会が運営するサービスで、協議会に加盟する金融機関のATMやインターネットバンキング、モバイルバンキングを通じて公共料金やネット通販の支払いを可能にする仕組みです。国内のほとんどの金融機関が加盟しており、ゆうちょ銀行のATMやインターネットバンキングからも利用が可能です。まだ、ペイジーを利用したことがないという方のために、まずは簡単に仕組みと利用方法を説明したいと思います。

手元に公共料金などの払込取扱票がある方は、右上に「Pay-easy」と書かれたマークがないか確認してみてください。このマークがある場合は、ペイジーを利用して支払いをすることができます。ネット通販では、購入したサイトで支払い方法にペイジーを選択できる場合に利用が可能です。払込取扱票やネットサイトでペイジーの利用が可能と分かれば、次に「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」を調べます。ペイジーでの支払いにはこの３項目が必要になりますので、すべてを確認してから手続きをはじめるようにしてください。払込取扱票には３項目が並んで表記されていますし、ゆうちょ銀行のATMでペイジーを使って払込をする場合、払込取扱票を読み取ることもできますので、郵送で払込取扱票がある場合は持参するのもよいでしょう。

ゆうちょ銀行のATMでは、取引を選択する画面で「料金払込（ペイジー）」という項目を選択し、先ほど紹介した３項目を手入力するか払込取扱票を読み取るかを選択し、画面の指示に従って料金を払い込めば手続きは完了。支払いはゆうちょ銀行の口座から引き落とすこともできますし、現金で支払うことも可能です、現金での支払いも可能なため、ゆうちょ銀行の口座を持っていない人でもペイジーを使って支払いをすることができます。ゆうちょ銀行は全国の郵便局にATMを設置しています。出張や旅行などで地方に行くと、金融機関やコンビニが少なくて困ることもありますが、郵便局は山間部や離島にもあるので安心ですね。ATMに出かける時間がない場合や、自宅や職場からすぐに支払いたいという場合にはゆうちょ銀行のインターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」をでのペイジー支払いが便利です。インターネットバンキング経由の支払い方法はふたつあります。

ひとつめは、ゆうちょダイレクトにログインし、「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」を入力。ワンタイムパスワードを入力し、口座から収納機関に料金を振り込む「オンライン方式」です。もうひとつはインターネット通販などで買い物をしたサイトで、請求内容を確認し、ゆうちょ銀行を選択。ゆうちょダイレクトのページへと移動して支払いをする「情報リンク方式」です。情報リンク方式の場合、買い物をしたサイトから「収納機関番号」「お客様番号」「確認番号」の番号が引き継がれるため、自分で入力する手間を省くことができます。

インターネットバンクを利用したペイジーでの支払いには、ゆうちょダイレクトへの申し込みが必要ですが、24時間365日好きな時間に支払いを済ませることができるのは忙しい人にとっては大きな魅力です。この機会にゆうちょダイレクトに申し込みインターネットバンキングに口座を開設してみてはいかがでしょう。24時間365日、自宅や最寄りのATMから料金を支払うことのできるペイジー。とても便利なサービスであることはご理解いただけたと思いますが、どのような分野で利用できるのか気になる方も多いはず。

NTTドコモとKDDIは携帯電話の料金がペイジーでの支払いに対応していますし、大手生命保険会社や航空会社、クレジットカード会社でも生命保険料、航空運賃、クレジットカード代金をペイジーで支払うことができます。各種チケットなどの収納代行を行う会社も複数登録しているほか、所得税や法人税、自動車重量税などの国税、国民年金・厚生年金といった年金もペイジーでの支払いが可能です。

最近では地方自治体も続々とペイジーでの支払い導入に踏み切っており、県に納める自動車税や市に納める国民健康保険料など対応する分野も幅広くなっています。日本マルチペイメントネットワーク推進協議会のペイジー紹介ページでは、ペイジーが利用できる企業や団体が紹介されていますので、確認してみてはいかがでしょうか。

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